こんにちは!
来間(くりま)です。

先日、お客様の施術中にこんなお話がありました。

「うちの娘が、なんだか夜ふかししがちのせいか
熱がこもりやすくなっちゃったみたいで、
熱中症っぽい感じになりやすいんですよ….。」

話をしてくださったお客様は、とても素敵で
一緒にお灸をしてみようかななんておっしゃってました。

お母様にケアの引き出しがあるのってすごい強み!

今回は、このお話から気になった「夜ふかしと身体にこもる熱」について、
東洋医学の視点から少し掘り下げてみたいと思います。

なぜ夜ふかしをすると「熱がこもる」の?

東洋医学では、世の中のすべてのものを
陰と陽で分けることができ

私たちの身体も陰陽が混在していて
陰陽のバランスが整っていることが健康的な状態と考えられています。

夜という時間は本来、
「身体をクールダウンさせ、潤いや血(けつ)をチャージする時間」とされています。
※「血」とは、単なる血液ではなく、身体を潤し栄養をめぐらせる大切なエネルギー源のようなものです。

しかし、お話を伺った娘さんのように、

  • 社会人になりたての環境の変化
  • デスクワークによる長時間の座り仕事
  • 趣味のPCイラスト制作による「目の酷使」

が重なると、身体に大きな負担がかかります。
東洋医学には「目は血を消耗する」という言われています。
画面を見続けることはそれだけで大切な潤いやエネルギーを使い果たしてしまいます。

そこに夜ふかしが加わり、
本来「血」をチャージすべき睡眠時間が削られると、身体は常に潤い不足の状態に。

冷却水である「血」が枯渇して陰陽のバランスが崩れると、
相対的に「熱」が余ってしまい、行き場を失った熱が身体にこもることで、
あの「熱中症っぽい」だるさやほてりを引き起こしてしまうのです。

日常でできる「こもり熱」の対策

大前提、睡眠をしっかりととるということは
言うまでもなくとっても重要です!

ここでは、その他にできる対策もお伝えしていきます。
頭に熱がこもる一方で、今の時期は冷房や冷たい物の飲食で
足やお腹が冷えている……そんな「冷えのぼせ」の状態になっていることも少なくありません。
そんなときは、身体の巡りを整えるケアが効果的です。

1. 身体を巡らせる「簡単な運動」

座り仕事で固まった身体をほぐし、血流を巡らせてあげましょう。
続けることが大切なので、無理のない範囲の運動が◎です。

  • ラジオ体操:全身の筋肉を満遍なく動かせておすすめです。
  • 青竹ふみ:足裏から刺激を与え、下半身の血流を促すことができます。

2. 不調に合わせた「薬膳」の工夫

日々の食卓では、身体の状態に合わせて次のような食材を取り入れてみるのがおすすめです。

  • カラダの熱を冷ます食材:トマト、スイカ、キュウリ、冬瓜、オクラ、緑豆、はと麦 など
                (熱を冷ます「緑豆しるこ」などもおすすめですよ!)
  • 身体に潤いを補う食材:豆腐、長芋、はまぐり、アサリ など
  • 血(けつ)を補う食材:黒豆、棗(なつめ)、にんじん、黒キクラゲ、ベリー類、クコの実 など

また、パソコン作業などで目を酷使しているときは、
「菊花とクコの実」をお湯に入れてお茶のように飲むのも、
目をケアする有名な組み合わせとして気軽に取り入れられておすすめです。

3. おうちでできる「お灸」ケア

今回お母様が話されていたお灸も、とても素晴らしい方法です。
頭に熱がのぼって下半身が冷えているときは、身体を温めて巡りを整えてあげましょう。

手軽にできる足湯をするのもおすすめですよ。

まとめ

ついつい夜更かしをしてしまったり
眼を酷使してしまうのは多くの方が
耳が痛い話かと思います笑(私もです😅

ちょっとしたケアで労ってあげることで
大きな不調に繋がらずに済むこともありますので
引き出しのひとつとして参考にしていただけたら幸いです。